ずっとずっとだいすきだよ。
男の子とエルフという犬のお話。
教科書にも載っているし、
絵本もよく見かけるので、
知っている方も多いと思います。
- 作者:ハンス ウィルヘルム
- 出版社/メーカー: 評論社
- 発売日: 1988/12/01
- メディア: 単行本
男の子は、誕生日に犬をもらいました。
エルフと名前をつけて、
何をするのも一緒。
だけど、
自分が大きくなるにつれて、
エルフは年をとっていく。
そして、とうとう死んでしまう。
みんな悲しくて泣いていて、
男の子も泣いたけれど、
ちょっとだけ気持ちが楽だった。
なんでって?
毎晩、寝る前に
ずーっとずっとだいすきだよ、
って、言ってあげていたから。
好きなら好き、
と言ってあげればいいのに、
言わなかった家族。
言わなくても分かると思っていたんだね。
あたりまえのことだけど、
コトバにして、言うことって大切だね。
感謝の気持ちを、いつもありがとう、
って、伝えたり、
わかっていると思っていても、だいすきだよ、
って伝えたり。
想っていることを伝えるのって
大切だな、とあらためて感じることができる
あたたかい気持ちになれる絵本です。