けんかするほど仲がいい?
2つ年の離れた兄と弟。
毎日のようにけんかが絶えません。
けんかすると分かっているのに、
気がつけばいつも、近寄っていって、
また、すぐに言い合いになって。
仲がいいのやら、悪いのやら。
2人の口癖は、
「ずるい」と「うらやましい」
兄は、
「いつも弟だけ、ずるい!」
理由は、
宿題が少ないから!
(低学年なのであたりまえ)
宿題かかんたんだから!
(年下なのであたりまえ)
ゲームできる時間が多いから!
(授業が早いから早く下校できる)
弟は、
「いつも兄だけうらやましい!」
お母さんが宿題、見てあげるから!
(なかなか取りかからない)
ゲームを進めるのが早いから!
(やっている期間が長いから上手くなっている)
けんかの理由は、
とてもささいなものです。
だけど、
同じことばでも、
「ずるい」と「うらやましい」だと、
聞こえ方がちがいます。
「弟だけアイス食べてずるい!」
と、言われると、
「兄にだってあるよ!」
と、言ってしまうのですが…
「兄だけアイス食べてうらやましい」
と、言われると、
「弟にもあるからねー!」
と、ちょっと余裕をもって答えられます…
そもそも、
ずるいって…??
うらやましいって…??
大辞林から引用させてもらいます。
なるほど!
ずるい!と言われて、
いい気持ちがしないのは、
あまりいい意味で使われないからなんですね。
逆に、
うらやましい!と言われると、
望んでいる気持ちが伝わりやすいからなんですね。
2人とも言っていることは、同じなのに、
ことはで伝わり方がちがうのが不思議です。
まだまだ、兄弟でけんかは絶えないと思います。
お互いをうやらましいから、けんかするんだね、
と代弁しながら、けんかの仲裁をしたり、
見守ったりしていきたいと思います。
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