目の前にあるもの。
空の雲や夕日、きれいに咲いた花、
風景の写真を撮るのが好きです。
なにげない景色や覚えておきたい色。
写真に残すと、いつでも見ることができる。
そう思っていました。
さいきんは、
携帯電話でも簡単に撮影できます。
手軽なので、
どんどん取ってしまうのですが…
今朝、
ふと空を見上げると
おもしろい形の雲。
「なんだかおもしろい雲だね」
娘に話しかけると
「うん。」
といいながら空に向かって…
「カシャカシャカシャ!」
写真を撮るような動き。
「なにしてるの?」
尋ねると
「ほら!写真を撮ったよ!キレイでしょ?」
と、小さな手のひらを見せてくれました。
ふだんから、
わたしもすぐに写真を撮るから
真似してるんだなぁと。
なんだか、複雑でした。
そういえば、
運動会や発表会も、
みんなビデオカメラや携帯電話を
かまえています。
目の前にいる子どもたちを
直接みている人は、どのぐらいいるのかな?
わたしも、
すぐ撮影せずに、
目の前にあるものを画面越しじゃなくて、
自分の目で見るようにしたいなぁと
考えさせられた朝でした。