傷つくことば。
「友達に死ねっていわれた…」
「おともだちが、しんじゃえばいいのに、って言ってた」
小学2年生の息子も、
幼稚園の娘も、
友達のことばに戸惑っているようでした。
「人が嫌だなと思うことばを言ったり、したりするのはいけないこと」
あたりまえのように教えられてきたことが、
小学校や幼稚園では、使われていることがあります。
TVやマンガで耳にしたり、目にしたりすることもあります。
息子の場合は、
休み時間が終わって、いそいで教室に帰っていたら、
「廊下を走るな!死ね!ばか!」
と、注意?されたとのこと。
とても驚いたみたいで、
「えっ?今、死ね、って言った?」
聞き返してみると、
「死ねなんて、言ってない」
それ以上は、何も言えなくてモヤモヤしていたみたいです。
少し時間が経つと、
「言ってない、って言うし、聞き間違いだったかも?学校
と、プラスにとらえていたので、
「そうかもね」と、それ以上は、何も言っていません。
娘も、
自分が言われたわけじゃないから、
何も言えなかったみたいです。
言われた友達が、
「なんで、そんなこと言うのかな?」と
落ち込んでしまっていたそうで、
それも気になるようでした。
言っている本人は、
そんなにひどいと思っていないかもしれないし、
どんな気持ちで言ったのか
それは、わたしにはわかりません。
それでも、
言われた人は、周りの人も、
やっぱりいい気持ちはしません。
あたりまえだけど、
人が嫌だなと思うことばを言ったり、したりするのは、
嬉しくないよね、
と、息子や娘と話をしました。
そして、
家族は、いつも味方だよ、ということと、
困ったことがあるときは、大人に知らせるということを
いつでも覚えておいて、とも伝えました。
これから、
言われて嬉しくないことばを聞くこともあるだろうし、
悲しくなったり、傷ついたりすることもあるかもしれません。
それでも、
自分を責めずに、前向きに解決していけるチカラを
持ってほしいなと思うのです。